須田幸英税理士事務所 事務所通信 平成27年3月号掲載
開業満25周年
 はやいもので、平成27年3月31日で満25周年を迎えることとなりました。
 水原町商工会を平成2年3月31日に退職し、アパートの6畳2間を事務所としてスタートしたのが、ついこの間のような気もします。
  開業したものの、お客さんがそう多くある訳でもなく、その年の5月24日に生まれた娘のビデオを日中から撮っていたという今では信じられない生活を送っていました。最初の年は自分一人だけで、翌年の確定申告の時期に夜中の3時位までパソコンの画面を見ていたら目の前が真っ赤になったことが、今でも思い出されます。これでは体が持たないと感じ、平成3年、はじめて男子職員を採用しました。
  この時、給料を払い続けることができるのだろうかと不安に思いましたが、このままでは先に進めないと思い、採用に踏み切ったわけです。
  さらに、個人的にもアパートでは狭いと思い自宅兼事務所を建てたのが平成4年12月です。自宅部分を含むとはいえ、年収を遙かに超える借入金を抱えることとなりました。お客様には年収を超えるような借り入れをしたのでは、倒産しますよと言いながら、それに反するようなことをしたこととなります。
  しかし、借入をしたことのない税理士では、借入金の返済の意味を語ることが出来ないと思うので、よい経験をしたと思っています。
  そして、平成の一桁の時は、毎年かなりのお客様が増え、それに伴い毎年1人ずつでしたが職員を採用していました。しかし、世の中そう甘いものではなく、平成13年を最後に職員の採用は途絶えていました。その後ずっと同じメンバーでしたが、昨年の11月久しぶりの採用に踏み切りました。
  また、駐車場も近くにないところで、ずっと営業するわけにもいかないし、後継者問題に取り組むにも独立した事務所がどうしても必要と考えて、現在の場所に移転したのが平成17年6月末のことでした。今年で10年になります。
  あっという間の25年でしたが、「あの時こうすれば良かった。」という思いはありません。「昔は良かった」と過去を懐かしむような自分にならない、そういう人生をこれからも送っていきたいと考えています。

    
                所長 須田幸英
 事務所通信3月号掲載
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